〈Q〉
神奈川県:『YOUJI さん』
こんにちは、先日ドライバーを2年ぶりに買い換えました。
新しいクラブで喜び勇んで練習場へ・・・ところが今までとは全くの逆玉が出るんです。
本来、私はドローヒッターだったのですが、どういう訳か軽いフェードボールになって
しまうんです。何故でしょうか?
フェードボールは打っていて馴染みがないせいか気持ちが悪いのです。
スイングを変えた方が良いのでしょうか・・それともクラブでの調整は可能でしょうか?
〈A〉
『YOUJIさん』の本音は「持ち玉のドローボール」で攻めて行きたいのですね。
正しい考え方です、大賛成です!
球筋を変えると言うことは、攻め方や意識、イメージを180度変えると言うことです。
当然 今までのスコアを確保することには苦労するでしょう。
自分のスタイルを守る調整方法はふたつです。
(1)鉛調整
(2)シャフト交換
『YOUJIさん』からのメールでは、詳しいクラブスペックが書いてありませんでしたが、
以前のクラブに差してあるシャフトと、新しいクラブのシャフトでは
「キックポイント」や「シャフト重量」が違うのでしょう。
もっと厳密に言うならば、ヘッドの「重心位置」や「重心距離」や「重心深度」も
違っているはずです・・・が、そこまで言ってしまえばクラブを再び買い換える話になってしまいます。
まずは【鉛調整】を試してみて下さい。(500円~600円程度)右の図のようにソールに鉛を貼ることで変化します。
★トゥ側に貼ると「重心距離」が伸びてヘッドが返りにくくなります。
★中央に貼るとクラブバランスを重くする。
★ヒール側に貼ると「重心距離」が短くなりヘッドが返りやすくなります。
★ソール後方に貼ると「重心深度」が深くなり(3グラム位を限度と考えよう)インパクト時のロフト角が増えます。(今までより高弾道になる。)
これらの事が分かっていれば「鉛による球筋の調整」は難しくありません。
※【鉛調整での注意】※
鉛は何十グラムも貼れるものではありません。3グラム前後でスイングウエイト(バランス)が約1ポイント前後重くなるものと考えて下さい。私の個人的な意見としては、【3グラム前後】にとどめて欲しいですね!それ以上の鉛は、そのクラブが持つ本来のクラブ性能を壊してしまう事もありますので好ましくない、と考えます。
(2)
それでもダメな時は思い切って【シャフト交換】を考えましょう。
その際は計測器のあるショップ or 工房できちんと計測してもらい、
自分のスイングタイプに合ったシャフト探しのアドバイスを受けましょう。
妥協は後悔の始まりです。
求める球筋を得られるシャフトを探して下さい。